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高濃度ビタミンC点滴療法にはエビデンス(根拠や裏付け)はありますか?

高濃度ビタミンC点滴療法にはエビデンス(根拠や裏付け)はありますか?

現在では米国、カナダ、日本などの大学病院で、がん患者を対象にした高濃度ビタミンC点滴療法の臨床試験が30以上も進められ、論文も数多く発表されています。 その一部をご紹介します。

■ゲムシタビン、カルボプラチンで治療した進行性トリプルネガティブ乳がん患者に対する高濃度ビタミンC点滴療法の併用効果(クリフォード病院)
2008年から2016年にかけて、クリフォード病院でトリプルネガティブ乳がん(TNBC)70人の患者が高濃度ビタミンC点滴群(IVC群)と非IVC群(対照群)に分けられました。対照群ではゲムシタビンとカルボプラチンを投与、IVC群では同じ化学療法とIVCを受けました。IVC群は、2/35例が完全寛解(CR)、15/35例が部分寛解(PR)、13/35例が安定(SD)し、奏効率は48.6%でした。対照群では、CR症例はなく、14/35症例はPR、14/35症例はSDであり、奏効率は40.0%でした(P> .05)。無増悪生存期間の中央値および全生存期間の中央値は、対照群では4.5か月および18か月、IVC群では7か月および27か月でした(P <.05)。でした。治療群の副作用の発生率は、対照群よりも有意に低かった(P <.05)。IVCは、進行したTNBC患者の予後を改善する効果が期待できると結論した。
Integr Cancer Ther. Jan-Dec 2020;19: 1534735419895591
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32070148/

■薬理学的高用量のビタミンCが過酸化水素の発生を介して脳神経膠芽腫と非小細胞性肺がんの治療に有効である可能性(アイオワ大学)
高濃度ビタミンC点滴療法の臨床試験において、脳神経膠芽腫と非小細胞性肺がんの治療成績は従来治療と併用することで有効性が高まった。従来の脳神経膠芽腫治療では生存期間中央値は14.5ヶ月のところを高濃度ビタミンC点滴療法を併用することで23ヶ月に延長し、生存曲線も改善した。また、非小細胞性肺がんでも治療反応性が高まっていた。
Schoenfeld et al., 2017, Cancer Cell 31, 1–14
https://www.cell.com/cancer-cell/fulltext/S1535-6108(17)30062-4

監修医師

点滴療法研究会マスターズクラブ会長 柳澤 厚生

杏林大学医学部卒業、同大学院修了。医学博士。
杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育センター所長。
2019年日本オーソモレキュラー医学会総会の会頭を務める。日本で初めてマイヤーズカクテル、グルタチオン療法、高濃度ビタミンC点滴療法を導入。

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